ジュネーヴからレマン湖畔のシオン城を見ながらローヌ川を、フィスプ(Visp)で氷河鉄道に乗り換えツェルマットの街へ。

        

ジュネーブ・コルナヴァン駅からツェルマットまで3時間半の列車の旅

スロープ
地下通路からプラットホームへ上がるのに階段と
長いスロープが用意されています。
大きな旅行かばんを運ぶのにとても便利です

ドアーは自分で開く
外側にも内側にもドアーの近くにあるボタンを手のひらで叩くとドアーが開きます。
閉まるのは自動です。
1等車と2等車
ドアーの横の数字が等級を表します

車両は大きくてゆったりして快適なスイスの旅が出来るように思います。

長い列車
長い列車には真ん中にも機関車が連結されています

出発:11時36分
音も無く動き出します
駅の発車のベルが鳴らないので、静かに動き出します

85スイスフラン
ジュネーヴ〜ツェルマット間2等料金
約4時間の列車の旅です

中央付近の文字が反対の数字は
検札印です。

内放送
途中乗換駅フィスプ(Visp)まで2時間15分の旅行です
車内放送のある列車とない列車があり、途中下車して乗り換える場合は心配です
まずは無事列車に乗れたことを祝してカンパイ

ジュネーヴとモントルー
三日月型をしたレマン湖の西端にジュネーヴ、 東端にシヨン城で有名なモントルーがあります

列車の中から撮ったシオン城

モントルー東3km
13世紀に建てられた石造りの城

見物料は7.5スイスフラン
無料の日本語パンフレットもあります

氷河特急乗換え駅

Visp到着

フィスプ

左が駅舎 右がプラットホーム 真ん中は道路
一般の道と駅の区別がありません、そのため改札口が無くて出入り自由です。

少しだけ高いプラットホーム
ツェルマット行きのホームは乗客でイッパイです
乗り継ぎ時間は約25分

列車が静かに入ってきました。
ツェルマットまでは約1時間10分です。

マッター谷を遡る列車

デッキには荷物がイッパイ
扉も締まりません(降りるときが心配です)

氷河特急のルート図
各席の窓側の小テーブルには
サン・モリッツ/ダボス〜ツェルマットのルート図がありました
St.moritz/Davos−Zarmatt               

ジュネーブからは左から線で
Visp(フィスプ)で乗換えZermatt(ツェルマット)へ
ツェルマットからは登山電車でゴルナーグラートへの
路線が描かれています

テッシュ(Tasch)駅
ツェルマット駅のひとつ手前のテッシュ駅からはガソリン自動車は
乗り入れ禁止!

スイスの南部のツエルマット(標高1,620b)は長いトンネルをくぐり、
村に近づくとアルプスののどかな風景が、険しい山岳風景に変わります

ツェルマットは 1815年


スイス連邦に加わりました

ツェルマット到着

高いところから見たツェルマット駅
ホームの乗客を雪から守るため駅は地下式のようになっている

駅には改札がありませんので、出入り自由です。

氷河特急の機関車「マウント富士号」と日本語で書いてありました。

連結器は日本の方式とは少し違います

ツェルマット駅前

駅前のバーンホフ通りはレストランや土産物屋が軒を連ねます
4千bを越す29の峰と、無数の氷河を取り囲んでいるツエルマットは、
駅前広場に馬車が並ぶ素朴な高原村です。
ガソリン車乗り入れ禁止
駅前広場には、おもちゃの様な電気タクシーや馬車・橇などが集まっています

駅の建物なは観光案内所があり観光客で賑わっています。

スキーパスはここで購入しました。
ワンウイーク(6日券)423F(約¥37.000)
我々シニアー(65歳以上)は398F(約34.000)

観光案内所の中は各国の旅行者で賑わっていました。
窓口は「ツエルマット・ZERMATT」と「アパート・Appartement=(コンドミニアムのこと)」がありました。

ツェルマットはVALAIS州です
ヴアリス/ヴアーレと呼ぶように
州の主要言語は独・仏2ケ国語が
使われています。
ツェルマットはドイツ語が多い

 

ハウス・ボレロ

http://www.zermatt.ch/apartments/bolero/

 Familie Reinhold Julen
Haus Bolero
CH-3920 Zermatt

Tel.: +41 (0)27 966 64 32
Fax: +41 (0)27 966 64 33
bolero.zermatt@smile.ch

「ハウス・ボレロ」を探して道を登っていく時、正面にマッターホルンが見えたときは感激しました。

夕日に陰るマッターホルン
左の建物がハウス・ボレロ(我々がワン・ウイークお世話になる貸し別荘です)

 玄関

玄関とメールボックス
アパートメント・ボレロ
玄関脇の各部屋の借主名とインターホンボタン(我々の名前も用意してありました)
玄関脇のオフイスとオーナーのボレロさん

玄関、スキー乾燥室、部屋なと全てカードキーです。

スキー乾燥室
借主全員が各自カードキーで出入りします
エレベータ
小型で4人程度しか乗れません

部屋の入り口

 

部屋の入り口にもインターホンがあります 部屋に入るとロッカーと下駄箱
表玄関と部屋の入り口のインターホーン 外へ掛ける電話機
TVは40ch以上あリますが、日本語放送はありません

メイン・ベッドルーム

エクストラ・ベッドは2つ(壁収容型)
全室床暖房で温度調節が分からなくて暑い場合は衣服で調整
(実際はどこかにあったそうです)

キッチンは電磁調理式
 

シンクは深くて日本式の風呂に近い
から有難い

窓は木製の二重式 このため曇らないし部屋は暖かい

地元の焼酎
キリッシュ

アイスクリームの解説

キリッシュは毎晩のお供
Kirschはさくらんぼから出来たアルコール
40%の酒

牛乳は紙パックですがねじ式の蓋があり
外へ持って出るのに便利です

 

部屋の中からも見えますが
ベランダからの朝夕のマッターホルンは絶景です。

時間とともに少しづつマッターホルンの色が変わってきます。

夕食とスキーの準備

レンタルスキー
教会の角を曲がり橋を渡った角のSLALOM SPORT
5日間 128Sfr(12,000円) 板は中級クラスでまずまず

夕食

夕食はピッツァ・ローマ
レンタルスキー店の横の道を山へ入り、突き当たり右
ピラフ 21Sfr(2,000円)
グラス・ワイン2杯 6.8Sfr(600円)
ついでに当面のつまみや酒類を
44Sfr(4,000円)

明日は天気もよさそうなのでクライマッターホルンSkiの予定です。

窓から見たツェルマットの街
教会の向こうがツェルマット駅の方向

ツエルマット滞在2日目、ski初日はクライマッターホルンへ登り豪快なスキーを楽しみます。

ツエルマット滞在2日目のski初日

チェルヴィニアはツェルマットから日帰りで行けるはクライマッターホルンSkiの計画でしたが!?

早朝 マッターホルンに残月

6時半頃に外を見ると月が沈む所でした
慌ててカメラを用意して月が沈むまでに数コマほど撮りました。
7時10分頃 大分空が明るくなってきました。
7時15分頃 朝日が当たり始めました
だんだん朝日が昇ってくるようです
ツェツマットへ登頂するときはこの稜線から登るそうです
7時半ころ

スキーに出掛ける前にスキーパスを駅で購入します。

ツェルマット・カード(スキーパス)
6日間・インターナショナル(イタリアゲレンデもok)
シニア(65歳以上)313Sfr(約29,000円)でヤング(18〜20歳)も同じ
アダルトは368Sfr(約34,000円)、 子供(11〜17歳)は大人の半分184Sfr(17,000円)
磁気カードでゲートに近づけばOK

街外れのヴィンケルマッテン駅前と駅

まずは街外れのヴィンケルマッテン駅
そしてフーリ(標高1,864m)まで、ここまでは大型ロープウェイとゴンドラがあります
フーリシュヴァルツゼーテオドゥール氷河トロッケナーシュテークの3方向に分かれます

駅前の案内板にゲレンデの状況が表示されています。
バックに見えるのは本物のマッターホルン、表示は温度と風速。 ゲレンデのランプのグリーン色はリフト運転中、赤は休止

シュヴァルツゼー(標高2,583m)ではー14℃
街はずれにあるヴィンケルマッテン駅前にはシュヴァルツゼー(Schwarzsee)
の気温ゴンドラやリフトの運転状況を表示してくれてます。

広大なエリア
リフト・ゴンドラ数:61
コース延長距離:313km
最大標高差:2200

つのエリア
マッターホルン山麓から5つのエリアがアクセス良くレイアウトされています。
100年以上の歴史を持つ登山鉄道の旅も楽しめるゴルナグラードエリア
均整の取れたマッターホルンの姿が美しいスネガエリア
富士山を越す3800mの標高からスキーが可能なクライマッターホルンエリア
そしてローデンボーデン・リッフルベルグ・リッフルアルプ、エリア
イタリア側の街チェルビニアショッピングも楽しめる中級斜面のバルトルナンシュ

駅から見るマッターホルンは今日も綺麗です

ゴンドラ料金とスキーパスを併せて購入します。

ゲレンデへGO!

一気にトロッケーナ・シュテーク(標高2,939m)まで
ここは標高が高いので−20℃くらいでしょう

ベリーベリーベリー・コールド
カメラを2台持って来ましたが、1台は気温が低すぎて電圧降下となりダウン

クライン・マッターホルンへのゴンドラ運休!
写真の中央にあるクライン・マッターホルンはー27℃風速は16m/sのためゴンドラは運休!

クライマッターホルンSkiは断念!急遽イタリア側へSkiを楽しみ
イタリアの街ブレール・チェルヴィニアでショッピングツアーにをすることにしました。

ゲレンデの隅に臨時表示、外国から来た我々は見落とすところでした。

クライ・マッターホルン 気温:-27度 風速:60km(16m/秒)

ゴンドラは運休でもイタリアチェルビニアへはGo!
クライン・マッターホルンへのロープウェイは寒さのため運休ですがテーパーリフトは高さが低いので運行中。
このティバーリフトを乗り継いでテオドゥール峠まで上り、イタリア側にskiで下りショッピングに向かうことにしました。

イタリア・チェルビニアへ
トロッケーナ・シュテーク・エリアの山頂はイタリアとの国境線です。
国境の峠はテオドゥール峠。南側のゲレンデはイタリアです。税関も検問もありませんが念のためパスポートは必携品です。

正面のマッターホルンの左脇を下ればイタリア・チェルビニアの街へたどり着けるはずです。GO!

凍傷
−27℃の外気温のため同行者の一人は耳に、moriy@シルバーは両手の掌横が凍傷となりました。
昨年スエーデンまでオーロラ見物とスキーに行ったときは大丈夫だった手袋でも、ここではダメでした

マッターホルンのすぐ麓で
イタリアへ向かう前に付近でひと滑り

リッチ!
強風なのにヘリでクライン・マッターホルンへ向かう人も居ます

寒さのためBARへ非難
(入り口上に太陽電池パネルがありました)

先客で中は賑わっていました

暖かいカプチーノ(4Sfr=370円)で人心地がつく
(急に暖かい部屋へ入るとカメラが雲って写真はボケます。)

ひと休みしたら、イタリアへ
トロッケーナ・シュテーク・エリアの山頂はイタリアとの国境線です。
国境の峠はテオドゥール峠。南側のゲレンデはイタリアです。税関も検問もありませんが念のためパスポートは必携品です。

いざイタリア・ショッピングへ

イタリアとの国境PlateauRosTestaGrigia(3480m
陽光輝く南斜面を下るとそこはイタリア・チェルヴィニア・スキーエリア

イタリアの街はまだまだ下です

マッターホルンの裏側
イタリアでは「チェルビニア」と呼ばれます。
裏へ回れば回るほど醜い山に変貌します。

チェルヴィニアはマッターホルンのイタリア名
チェルヴィニア・スキーゲレンデを下るとイタリアの街ブレールが見えてきます。

これがマッターホルンの裏側だ!

チェルヴィーノ(マッターホルンの裏側)
マッターホルンもイタリア側から見ると全く形が違い、ただの岩山
(小生の後ろに3個見えるゴンドラが帰りに乗るマッターホルン峠へ戻るゴンドラです)

チェルヴィニアは南斜面のためか空の色が違います。

イタリアの街ブレール・チェルヴィニア

左の建物がスイスへ帰るロープウェイ駅 1階はチケット売り場 2階が乗り場
右の建物は我々が買い物をする商店

手袋
日本では4万円程度売っているそうです
革は猪と鹿の両方があります。 鹿はファッション性が良く、猪は断熱性が高く極寒向き

少々高いが!
値段は165EURO(約22,000円) 同行のS氏は6双(13万2千円)も買いました。
おまけにバッジとサブザックをくれました。

本当に明るいイタリアの空です

美味しそうなソーセージ屋さん

公衆電話BOXの煙突

 
スキー靴での買い物
スキー靴を履いたままのショッピングはくたびれます

次はバッグのショッピングです。

歓迎
リーズナブルな革製品で前回も買い物をした店なので、いきなりグラッパでカンパイ!

1863年製のマティニ・ビアンコ

ショッピングの後はスイスへ帰国

ロープウェイ駅

山の頂上に見えるスイスとの国境にあるロープウェイ駅まで戻ります。
あの山頂駅はスイス領です

ゴンドラで一気にスイス国境まで上ります

ブレール・チェルヴィニアの街がどんどん小さくなってゆきます。

スイス側へ帰ってきました

運転中のゴンドラは2ルートのみ
朝は混雑していたロープウェイ駅も閑散と

CASSA:キップ売り場
UFFICI:事務所   

名物 5連ゴンドラも休んでいました

ツェルマットの街へ滑走する前に腹ごしらえ

キヨスクで休憩

最高に幸せな昼食
窓の外にはマッターホルン

ここからツェルマットの街まで滑って帰ります。

ほとんどスキーヤーが居ないゲレンデを滑って帰ります。

とにかく冷たい!!

またマッターホルンがかすんできました

肩には夏にマッターホルン登るため宿泊するヘルンリ小屋(標高3,000m)が見えます

機嫌の悪いマッターホルン

ツェルマットのヴィンケルマッテン駅へ帰着

街へ

駅からマッターフィスパ川に沿って歩いても街までは15分くらいです

面倒なら無料循環馬車で
乗り場は駅の川向こうの広場にあります

夕方のマッターホルン

西日に浮かび上がるマッターホルン

街でビールなど仕入れて部屋でカンパーイ!

夕食に何を仕入れたか忘れましたが、
初日に猛寒波に見舞われ温かい部屋へ帰れほっとしました。

初日は低温と強風のためクライン・マッターホルンへのゴンドラが停止のため
イタリア・チェルビニア・ショッピングSkiに予定変更を余儀なくされました。

明日2日目はゴルナグラード・Skiの予定です。