アイスホテル(ICE HOTEL)
ラップランドのスウェーデン側の中心地、キルナの町の近くのユッカスィエルヴ村に、毎年、氷と雪を使ってホテルが作られます。
歴史は浅い
1991年に始まったこの企画も1994年には、建築家の協力でレストラン、喫茶室、氷のスクリーン付き映画館、
教会、美術ギャラリーも備えた正真正銘のホテルが完成されました。
ICE・HOTELへ |
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アイスホテルのあるユッカスヤルビ村までは1時間程です。
ベンツは雪道を時速100kmくらいで走ります。 |
途中遠くにオーロラ観測のメッカ・イエリバーレ(GALLIVARE)が見えます。 |
1時間程走るとアイスホテルのあるユッカスヤルビ村に入ります。
ユッカスヤルビ村(Jukkasjarvli) 現在約200人の人口のほとんどは観光業に従事し、「氷のホテル」やキャンプ場などがあります。 |
アイスホテルに着きました
ユッカスヤルビ(JUKKASJARVLI) キールナから東へ約17km、ドゥンドレットから1時間程度の川沿いにあるサーメ人の村で、 400年も前からサーメ人の市が開かれてきた場所です。 |
まずレセプションルームでひと休み
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レセプション・ルームの横には、お土産店もあります。 |
トナカイの毛皮 |
お土産 T−シャツ 計649sek(9,750円) |
グラススタジオへ
アイスホテルや劇場は全て氷で出来ています。この氷を得るのは奥にある湖から切出して造ります
氷の切り出し |
氷を運ぶブルもリフトもみんなボルボでした。 |
この氷を切出す湖は犬ぞりのコースにもなっており、大勢の愛好家が犬を連れてやってきます。
犬そり観光 |
犬ぞり用の犬を運ぶ専用キャリアー |
氷の劇場 |
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ICE HOTEL |
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部屋の灯と敷物 |
部屋の外の廊下側から見た窓 |
このホテルは、倒壊防止のため暖房設備はありませんが、
外の気温が氷点下35度にまでなることがあっても、内部の温度は常に氷点下2〜3℃であります。
広い客室は、どれも奇麗な氷でできており、透き通った混じりけのない氷で出来ており、
60人まで宿泊することができ、毎日ほとんが満室だそうです。
客室には趣向を凝らした氷のオブジェ 氷で出来た暖かくないいろりなど |
氷のシャンデリア |
休憩室
氷で出来たBAR |
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カウンターからグラスに至るまで透明な氷で出来ています。 | |
飲み物は50sek(750円)だったと思います。 |
寒い部屋で冷たい飲み物は味が分かりませんでした。 |
当日偶然にも地元のカップルがアイスホテルで結婚式を挙げる場面に居合わせました。
結婚式 |
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なんと日本人は4位 氷の教会はスウェーデン教会として正式に登録されており、 毎年多くのカップルが結婚式を挙げています。 この日も一組のカップルが式を挙げていました。 挙式はスウェーデン人が3割で残り7割は、イギリス、アメリカ、ドイツ、で 日本人は4位だそうです。 |
ホテルの設計と建設
3,000個の氷と30,000トンの雪を多くの建築家と芸術家により建設されました。
当然のことながら春になるとこのホテルは融け去り、11月には再び立て直されます。
帰り道のユッカスヤルビ村のスーパーで買い物をして帰ります。
スウェーデンの物価調査をします。
カランコエ:29.90sek(450円) | |
ゆり:39sek(600円) | |
チョコフライとナッツの詰め合わせ45g:8,50sek(130円) | |
日本のスーパーにもあるボール遊びがありました。
宏太郎お勧めお土産 |
SvartCaviar RodCaviar |
キャビア Svart・Caviar:24.50sek(380円) Rod・Caviar:24.50sek(380円) |
クール・ミント:16.90sek(260円) |
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Kalles Kaviar (カッレのキャビア)
スウェーデン中どのスーパーにも売っているチューブ入りのにせキャビア。男の子の絵が目印です。好きか嫌いかは意見が分かれるところですが、私は適度な塩辛さがとても好きです。(私の友人の一人に言わせると「たらこの味がする」とのこと......)
一番おいしい食べ方だと私が思うのは、かりかりに焼いたトースト(またはクネッケブレッド)にバターを塗り、その上にKalles
Kaviarをたっぷりとのせてのばしたあと、ゆで卵の輪切りをのせて食べる。
Kalles Kaviarと卵の相性が抜群で、ふつうのカフェの朝ごはんにもこのメニューがあることがあります。美味!
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さて、最後はオーロラ鑑賞です
オーロラ
北極圏のこの一帯は「トップ・オブ・ヨーロッパ」と呼ばれオーロラ見物の中心地です。
オーロラは冬は雲さえなければ毎晩見えます。月が出ていても見えますし、写真にも写せます。
夏の北極圏は日照時間が長く、夜中まで明るく見ることができません。
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オーロラという現象
太陽から吹き込まれる、太陽風という電子や陽子などの帯電性粒子を含んだ風は、
地球の磁場にさえぎられて地表まで吹き込めません。
この太陽風は、地球の磁気圏で捉えられ、磁力線に沿って、極地方に降り注ぎます。
このとき、太陽風が超高層大気にある酸素や窒素が原子とぶつかって、光を発します。
これがオーロラです。
オーロラは何時出るか、期待に胸膨らませ空を見上げます。 白い点は傷ではなくて星です。 まず天気が良くて雲のないこと オーロラ現象は、一年中起こっているそうですが、発光現象ですので暗くないと見えません。 |
空に何の変化も見られません。カメラはSETしたし、準備万端! 夏、オーロラが見えない理由 オーロラが出現する極地方では、夏は太陽が沈まず、日照時間が長いため、 オーロラを見ることは出来ません。 日照時間が短くなる9月から4月ころがオーロラ鑑賞季節です。 |
何か空に見えたようですが違ったようです。 カメラをあちらこちらに向けて見ますが、出ません。 オーロラが鑑賞できる時間は? 午後8時から11時頃が出現率が高いと言われています。 |
微かに出ました!オーロラです! 一晩に何回出るのでしょうか? 一晩に2〜3回は出現し、1回につき1時間くらいは発光することもあるそうですが、 光量が多く、大きな動きを見せるピークは約10分程度だそうです。 |
大きく出ました! しかし、見とれて写真を撮るのを忘れます。 |
やがて薄くなりだんだん消えていきます。 |
ここで同行者や前回行った人の画像を紹介しながら |
カメラはアナログよりデジタル! 近頃のデジタルカメラは感度もよくなり画素数も大きいので、断然デジタルカメラです。 大きな利点は、すぐに画像を再生して確認できることです。 |
周りの景色も入れて撮ること この人のように前景の山なども入れて撮ると一段ときれいな画像が得られます。 |
三脚とレリーズは必要です。 カメラをしっかりと三脚に固定して、あらゆる角度に対応できるようにして待機する必要があります。 露出時間は5〜20秒ですが、デジタルカメラなら、即 再生して画像を確認して時間を調整できるので 綺麗な画像が得られます。 |
オーロラの色 色の一番多いのが緑です。 赤や紫などの珍しい色も出るそうですが、これは太陽風の粒子が、どの高度で、どの原子や分子と ぶつかるかよって決まるので、運と天に任せるより他はありません。 |
月が出ていてもオーロラは見えるし |
懐中電灯も必要です |
オーロラ鑑賞の後はミーティング
明日は帰国! 毎晩、夜半までミーティングなどで体力も今夜が限界! 皆さん本当に元気! |
キャノン・鈴木さんは眠そう! |
帰国
早朝 出発のため前夜のうちにチェックアウトしておきます。 |
早朝、迎えのバスがコテージに到着
忘れ物のないように確認してコテージともお別れです。 |
順番にコテージを回り会員を乗せ空港へ向かいます。 |
この風景ともお別れです |
バスは快調に空港へ向けて走ります。全員なぜか無口です |
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キールナ空港が見えてきました。 | |
早朝のため空港は閑散としています。搭乗手続きも楽でした |
こんな北極圏のローカル空港にも日本人女性が! |
変わった形の公衆電話機 |
オーロラのTシャツ |
9日前に到着した時は夜中で小雪が降っていましたが今日は快晴でした
まず、ストックホルム・アーランダ国際空港まで飛びます。
機内食 |
ローマまで娘さんと旅行の親娘 |
チェキで写真を撮ってプレゼントしたら E−Mailアドレスも書いてくれましたが |
三度目のストックホルム・アーランド国際空港 |
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ニホンへ着くとそれぞれ別の便に乗って分かれるため
コペンハーゲンで打ち上げパーティ
9日間お世話になりました。カンパーイ! | |
ドイツ語圏で気付きましたがグラスには必ず目盛りがあり、そこまで入っています。 |
いよいよ帰国です |
これから10時間がんばるゾ!
飲み物もフリーでありがたい |
パーソナルテレビでサーバー式なのでありがたい |
やっと成田国際空港へ
名古屋まではプロペラ機
スーベニア一覧
合計 4着買いました |
紅茶の葉を入れて紅茶を出す道具(ステンレス製でないので錆が発生してすぐに使えませんでした) |
長い間、お付き合いいただきありがとうございました。
このHPはmoriy@シルバーが旅行した当時の記録です。
その後、現地の状況などが変わっています。
旅行の参考にしてくださる時は他の方法でも確認して、お出かけ下さい。